最も良き進路選択

【研究室選び】私は学部時代、分子生命科学を専攻しました。細菌の膜調製やタンパク精製などの生化学実験から、生体内の酵素や受容体とリガンドとの結合およびその仕組みに関する見識を深めました。京都大学は教育資源や研究設備が豊かで、優秀な研究者たちとの交流機会が多いのは魅力的であると考えています。各研究室のHPで研究分野と内容を見て、分子レベルで植物ホルモンにおける最先端の研究を行う分子生体触媒化学分野を選びました。【受験勉強】専門Ⅱの試験科目として有機化学を選択しました。専門Ⅰの生化学と有機化学を復習し、ヴォート基礎生化学とボルハルトジョアー現代有機化学を中心に勉強しました。過去問を見て、出題傾向と難易度を把握することが重要ですが、教科書を全般的に読んで復習することも必要です。英語の成績提出のため、自身でTOEFL、IELTSまたはTOEICを受験します。試験の勉強と成績提出の準備には時間がかかるため、早めの準備がおすすめです。【試験】筆記試験は私服で受けましたが、面接試験ではスーツを着用しました。筆記試験の専門Ⅰは120分で、専門Ⅱは90分間でした。専門Ⅱの時間に余裕があるので、落ち着いて取り組むことが良いと考えます。面接試験ではこれまでの研究テーマや志望動機、そして将来の進路について尋ねられました。【ひとこと】私は外部から京都大学に入学しました。現在は研究室で新しい知識を多く吸収し、学術的な雰囲気を感じています。研究テーマは開拓的であり、自由度が高く、先生方も皆親切です。興味のある方は、ぜひ当研究室の見学をお薦めします。