専攻紹介

About us

『最後』の学生生活を、『最高』の環境、仲間と共に…。

2019年度 修士課程卒
分子微生物科学分野

マルハニチロ株式会社 中央研究所

廣瀬 和樹さん

大学院を選ぶきっかけから研究室生活まで

 私はもともと微生物関係について興味を持っていたため、微生物を扱っている研究室を中心に選んでおりました。学部時代は資源生物科学科に所属しておりましたが、より微生物の代謝について深く学びたいと考えており、そのことから「応用生命科学専攻」の研究室を強く志望するようになりました。その中でも私が選んだ「分子微生物科学領域」の研究室は南極という全く想像もつかない場所から単離された微生物の代謝を扱っているということもあり、未知の世界に生息する微生物の代謝を是非学びたいと思い、第一志望の研究室になりました。その後、ご縁もあって無事にその研究室に合格することができ、私の研究生活が始まりました。

 私が所属していた研究室は基本的には外部の方の受験が多く、私の代の同期については私以外全員が他大学から受験して入学された人ばかりでした。そのため、聞く話が全て新鮮であり、非常に興味深く同期の話を聞いていたことを今でも鮮明に覚えています。応用生命科学専攻は他の研究室についても外部から受験し、入学する方が多いため、様々なバックグラウンドを持つ方とお会いし、お話ができるということは他の大学や学科にはない魅力だと考えています。

 皆さんが気にされている肝心の研究室生活についてですが、私の研究室は基本的にコアタイムが9:30~17:00で設定されており、基本的にはメリハリの利いた毎日を送っていました(時々遅刻することもありましたが、先生方に温かく見守って頂きました笑)。先生方はとても優しく、しかしながら実験に関しては真摯に向き合う方ばかりであり、多くのことを学ばせて頂きながら毎日実験をしておりました。そのため、日々自分の成長を感じることができ、楽しく充実した研究室生活を送ることができました。また、先生方だけでなく在学している先輩方も非常にフレンドリーな方ばかりであり、実験で少し分からないことから、私生活のあんなことやこんなこと(?)まで、本当に何でも聞くことが出来る先輩方に囲まれていたことも、私の研究室生活がとても楽しく充実していた大きな要素であると感じております。

 最初は自身のいた学科から移るということもあり、不安を感じておりましたが、今では全くの杞憂であったと考えております。「応用生命科学専攻」で2年間、様々な人と出会い、様々な考え方に刺激を受けたことは今の私を形作るかけがえのないものです。新しく何かを学びたい、とことんまで追求したいといった方はもちろん、様々な価値観に触れて自分を成長させたいといった方には間違いなく最高の環境であると断言します!

就職活動から現在の仕事内容、そして入学を希望される皆様へ

 もともと微生物を専門に扱っていたため、学んだ専門知識を生かした仕事がしたいと考えておりました。また私自身が食べることが大好きであり、人の根本を作り上げる「食」という分野に強い興味を持っていたため、食品メーカーの研究職を中心に就職活動を行っておりました。

 その後ご縁もあって、総合食品企業であるマルハニチロ株式会社に入社させて頂き、現在は私が専門にしていた微生物を扱う部署で日々業務を行っております。業務内容は多岐にわたり、食品中に存在する微生物を特定し、その後の対応を行うといった業務から、微生物を用いた物質生産までと、本当に幅広い業務に携わらせてもらっています。その中でも「食品中の微生物」に関する業務については、総合食品企業の食の根幹を支えるものであり、縁の下の力持ちとして日々責任を感じながら業務を行っております(写真)。

 また、同時に「大学の研究」と「企業の研究」の違いや難しさについても日々感じながら業務を行っております。例えばですが、「大学の研究」はどちらかと言えば「個人プレー」であり、一人で計画して実行することが多かった様に思えます(私はそうでした笑)。しかしながら「企業の研究」は基本的に「チームプレイ」となっており、それぞれが分担して1つの大きな成果を上げるといった形が多いです。そのため、論理的な思考力だけではなく、周りの方とコミュニケーションを取る力や予定を調整する力など、人間としての総合力も求められてきます。あまり人間としての総合力に自信のない私ですが(?)、今の部署の皆様はとても優しい方ばかりであり、そのような方々の温かいご指導のおかげで少しずつ成長を実感しております。

 最後に、「応用生命科学専攻」は大学院生活を送る上で最高の環境であることをもう一度お話させて頂きます。それは前述の通り、専門知識を学べるということのみではなく、この自由な校風の中で様々な先生や同期と出会い、自らにない価値観に触れながらお互いに切磋琢磨しあうといった「最高の環境に身を置く」という経験は、他の場所ではできないと考えているからです。応用生命科学専攻を受験する方も、受験に悩んでいる方も是非この最高の環境に飛び込んでみてはいかがでしょうか?

写真. 業務中の一コマ(集中しています)