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第14回 応生トピックスセミナーのご案内

第14回 応生トピックスセミナーのご案内

京都大学 農学研究科 応用生命科学専攻では最新の研究情報を広く発信する応生トピックスセミナーを開催しています。

第14回目は生体高分子化学分野の古川亜矢子先生にご講演いただきます。

第14回 応生トピックスセミナー

講演者:古川亜矢子 准教授 (生体高分子化学分野)

ヘテロクロマチンタンパク質の統合構造解析 ―液-液相分離過程で捉えた動的構造ユニット―

ヘテロクロマチンは、遺伝子の発現抑制や適切な染色体機能に重要な役割を果たしています。ヘテロクロマチンの形成にはHP1αが関与し、液-液相分離を介した高次構造の形成が報告されています。しかしながら、HP1αは非常に動的であるため、その詳細な分子機構は不明でした。本セミナーでは、溶液核磁気共鳴法、X線溶液散乱法、分子動力学計算を組み合わせた統合構造解析により、液-液相分離の過程における重要な相互作用残基を同定した研究を紹介します。

日時:2025年10月29日(水)12:15~ 13:00

形式:オンライン

参加 Zoom ミーティング
https://kyoto-u-edu.zoom.us/j/89730834440?pwd=SLwszXA4rSfpjrP3WaYVWOakMhHXf1.1
ミーティング ID: 897 3083 4440
パスコード: 111852

問い合わせ先:
宗 正智 (生体高分子化学分野) so.masatomo.7p@kyoto-u.ac.jp
上妻馨梨 (植物栄養学分野) kohzuma.kaori.7f@kyoto-u.ac.jp

*以下のアンケートフォームにご登録いただきますと、今後のセミナーの情報をお送りいたします。是非、ご登録ください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdoHdiSgNa87zTv4RoV2M76Cr519Hxaq3MbzJ2YxYB3np2ebQ/viewform

 

過去の応生トピックスセミナー

  • 第13回  安居佑季子 准教授:「コケ植物タイ類における雌雄異株から雌雄同株への進化に伴う性染色体の運命とは」(9月25日)
  • 第12回  山口信次郎 教授:「植物成長ホルモン「ジベレリン」の多様な修飾酵素の生物学的機能」(2025年7月30日)
  • 第11回  宋和 慶盛 助教:「導電性酵素の構造生物電気化学と社会実装に向けた応用展開 」(2025年7月17日) 
  • 第10回  由里本博也  教授:「循環型C1バイオエコノミーで活用するC1微生物の代謝生理機能 」(2025年4月22日)
  • 第10回  高岡  洋輔  教授:「植物ホルモン関連転写因子活性の人工制御への挑戦 」(2025年4月22日)
  • 第9回  吉永 直子 助教:「1分子から読み解く植物と昆虫の化学戦争 」(2025年4月3日)
  • 第8回  加藤 優太 学振PD:「顕微鏡で捉える葉の動態 」(2025年1月9日)
  • 第7回  林   謙吾 助教:「植物ホルモンと天然物のケミカルバイオロジー研究」(2024年12月11日)
  • 第6回  岸本 崇生 教授:「リグニンの重合機構と化学構造について」(2024年11月25日)
  • 第5回  上妻 馨梨 助教:「小型センサで植物を見守るスマート農業の新技術」(2024年10月25日)
  • 第4回  小川 哲史 特定助教:「寄生植物が宿主植物に接近するメカニズム」(2024年10月4日)
  • 第3回  府川江央留  修士2年:「導電性を持つ酵素の触媒メカニズム」(2024年9月2日)
  • 第2回  杉山 暁史 教授 :「ダイズ根圏細菌のイソフラボン代謝遺伝子クラスター」(2024年8月6日)
  • 第1回  宗  正智 助教:「蛋白質凝集構造とアミロイド病」(2024年6月19日)
  • 第1回  巽   奏   助教:「植物の陸上進出と細胞外ポリマー」(2024年6月19日)